2017.04.25
今回は星陵会庶務部編集の「星陵会だより」をお届けします!
星陵会だより4月号はこちらです!
2017.04.11
初めまして、がん看護専門看護師の杉山育子です。
私は、2016年12月にがん看護専門看護師の認定審査に合格しました。
これまで岩手にある大学病院の脳神経外科の病棟で働いてきました。
そこでの患者さんとその家族との関わりが、専門看護師の資格を取得するきっかけとなりました。
平成27年4月から西15階病棟(腫瘍内科、加齢・老年科、消化器内科)で働いています。専門看護師になるための実習を大学病院でおこない、その経験を通してこの病院で働きたいと思い就職を希望しました。
西15階病棟の腫瘍内科の患者さんは、食道癌・胃癌・大腸癌・肉腫等を中心とした固形腫瘍に対する薬物療法や放射線療法を受ける方、症状の緩和を目的とした方、終末期の方もいらっしゃいます。
写真は、週一回行われる多職種 カンファレンスの様子
です。このカンファレンスでは、患者さんやその家族に
対する援助を考えるために、病棟看護師をはじめ、
外来看護師、緩和ケアチーム、地域医療連携室の担当、
医師、薬剤師など様々なスタッフが参加し、治療内容、
今後の方針や看護援助について情報を共有します。
私も病棟スタッフの一員として、患者さんが「その人らしく生きる」を支えられるように関わっています。
大切な誰かが「がん」になると、
その周りの人々も様々な影響を受けます。
モビール(風などで揺り動かすと、複雑で予想しがたい形に動く)
のように、家族にも精神的な負担が生じます。
家族の精神的な負担は患者の精神状態にも
影響すると言われており、相互に影響し合っています。
皆さんにも是非、面会に来ている家族へ感謝やいたわりの言葉を伝える、
患者さんの様子について共有する、家族の体調に目を向けるなど、
日々の関わりの中にプラスしてもらえると嬉しいです。