国立大学法人東北大学 東北大学病院看護部

  • 交通・アクセス
  • お問い合わせ

かんごぶろぐ

認定・専門看護師会主催「公開講座」が開催されました

認定・専門看護師会主催「公開講座」が開催されました
 
  7月9日(土)に認定・専門看護師会主催の公開講座が星陵オーディトリアムで行われました。
当日は、看護学生の方や看護職員の方を中心に35名の方が参加されました。
 
 「認定・専門看護師から学ぶ看護実践のヒント なりたい認定・専門看護師になる 認定・専門看護師への道」と題して、前半では新生児集中ケア認定看護師の蠣﨑早奈恵さんと、がん看護専門看護師の横田則子さんより、それぞれの道を目指したきっかけや現在の活動内容など、動画や事例を交えながらお話しました。
 
 後半では、当日参加した19分野の認定看護師、専門看護師が5つのブースにわかれ、それぞれの分野紹介や実践内容を参加者にお話しました。
 参加者の方には3つのブースをまわっていただきましたが、どのブースでも熱心に話を聞いて意見交換をしている様子や、終了後にも質問を受けたりと、参加者の方と認定・専門看護師との間で身近に交流することができました。
参加者の方からも「普段働いている皆さんがどのような思いを持って活動しているのか知ることができました」、「自分の将来を考えるのに役立ちました」などの声をいただきました。
 
 この公開講座が参加された皆様の将来の自分の姿やキャリアップについて考えるきっかけとなれば、私達も大変うれしいです。
 
当日は雨が降る悪天候のなかでしたが、参加していただきました皆様有難うございました。

  • カテゴリー:イベント
  • 投稿日:2016.07.29 00:00

認定・専門看護師リレー 51 不妊症看護認定看護師 髙橋 恵美子さんです

 皆さん、こんにちは。不妊症看護認定看護師の髙橋恵美子です。
 来る9月11日(日)星陵オーディトリアムにおいて「第14回日本生殖看護学会学術集会」を開催しますので、今回はその紹介をさせていただきます。
 本学術集会を東北地方で開催するのは今回が初めてです。さらに、東日本大震災から丸5年の節目の年に宮城県で開催するということもあり、学術集会メインテーマに「東日本大震災から5年、被災地から発信する生殖看護」を掲げ、サブテーマを「みんなで始めよう!自然災害への備え」として現在 学術集会開催準備を進めています。
皆さんもご存じのとおり東日本大震災から5年経ったとはいえ、十分に復興がなされたとは言い難い現実があり、未だに不自由な生活を強いられている方々もいらっしゃいます。震災による精神的ダメージが大き過ぎたことで今でもフラッシュバックや不安感にさいなまれ、日常生活をうまく送れないという方もいます。不妊治療は受ければ必ず妊娠できるというものではなく、精神的・身体的負担が大きい治療です。私費診療のため高額な医療費もかかります。それでもなお、震災を経験したことで命の連鎖に加わりたいと希求され、治療への取り組みを強化された方も多くいます。今年4月の熊本地震でも大きな被害がもたらされたように日本各地で様々な自然災害が起こっており、誰もが同様の経験をする可能性があります。
  そこで本学術集会では、甚大な自然災害に際して生殖看護に携わる私たちは何をすべきか、東日本大震災における経験や教訓を共有し、皆さんとともに考えていく機会となるよう企画しています。基調講演では、スズキ記念病院理事長の星和彦先生に「東日本大震災が岩手県・宮城県・福島県の生殖医療に与えた影響」と題してご講演いただきます。シンポジウムでは「東日本大震災の経験を通して考える、これからの自然災害への備え」と題して、医師・胚培養士・看護師・不妊カウンセラー それぞれの立場からご発言を頂き、討論を深める予定です。
  少しでも興味をお持ちになられた方は是非、本学術集会にご参加下さい参加事前登録は8月19日(金)までとなっております。詳しい情報は、14回日本生殖看護学会学術集会HP http://www.jsfn14.com/ をご覧ください。どうぞよろしくお願いいたします。
 
次回は救急看護認定看護師の設楽恵子さんです。お楽しみに!


 

  • カテゴリー:その他
  • 投稿日:2016.07.19 00:00

認定・専門看護師リレー㊿救急看護認定看護師 安彦 武さんです

皆さん、こんにちは。救急看護認定看護師の安彦です。このブログを書かせて頂くのは2回目になります。前回はトリアージのことについて書きました。今回はどんな内容にしようかといろいろ悩みましたが、やっぱり“救急っぽい”ことがいいと思うので、RRS(Rapid Response System)について書きます。
 RRSとは2005年に海外で提唱された概念で、患者に起きる状態変化を早期に発見して急変を未然に防ぐための対応システムです。RRSにはMET(Medical Emergency Team)やRRT(Rapid Response Team)という医療チームがあり、集中治療や救急の医師、看護師が要請のあった部署に出向き、処置や検査、ICU入室の評価などを行います。このシステムは我々の病院ではまだ導入されていませんが、日本でも多くの病院施設で導入されてきています。
 今ある院内救急対応システムと何が違うのか?それは急変していなくても呼べることです。米国のある研究では、1992年~2005年で院内の心停止後の生存率が改善していなかったとの報告がります。これだけBLSやALSの概念が普及してきたにもかかわらずです。心停止に至ってから頑張っても予後は悪いし、BLSをいくら頑張っても心停止になる人を減らせるわけではありません。つまり、心停止をさせないことに焦点を当てることが重要なのです。ある研究では、「心停止した患者の70%は、心停止前の 8 時間以内に呼吸器症状の増悪所見を呈している。」ことや、「患者の66%が心停止前の6 時間以内に異常症状や徴候の所見を呈しているが、医療者は25%しか認識していない。」ともいわれています。心停止の原因は多々あれど、左冠動脈主幹部の完全閉塞やVfでもない限り、いきなり心停止することはそう多くありません。それなら、異常を認めたときに適切な処置をして心停止させないようにしましょうというのがこのシステムなのです。
 事実、病棟や外来に限らず、看護師が心停止に至る数時間前には異常に気付いているケースが多くありませんか?気付いているのにそれをうまく医師や他のスタッフに伝えられなかったりすることもありますよね。何かおかしいけど、医師は別のところで処置中だし、先輩にも様子見ていいって言われたし・・・。そうこうしているうちに心停止に至ってしまうかもしれない!!こんな時に登場するのがMETやRRTです。急変していないのに呼ぶことに対して消極的になってしまう方もいるかも知れませんが、先にも説明したように「急変する前に対応する」ことが重要なのです。それに、これらのチームを呼ぶための明確なクライテリアが決められているので、心配いりません。あれこれ思いを馳せるよりも、クライテリアに引っかかったら呼ぶ、呼んで対応した結果患者さんに何もなかったら、それはそれでいいのです。その方がみんな幸せになります。
 我々の病院では導入されていないシステムですが、急変を未然に防ぐことは重要ですし、そのためには異常に気付く観察力や判断力がもとめられます。私は過去に患者さんの急変に遭遇し、非常に痛い思いをしたことがあります。今でもトラウマです。皆さんには私と同じような思いはしてほしくないのです。私がやる院内の研修では、RRSの要素も取り入れてやっていきますので、今後ともよろしくお願いします。
 次回は、不妊症看護認定看護師の高橋恵美子さんです。お楽しみに!!
 

  • カテゴリー:その他
  • 投稿日:2016.07.04 00:00

研修【056】こんなときどうする?新人看護師のお悩み相談

6月27日(月)に研修【056】「こんなときどうする?新人看護師のお悩み相談」が艮陵会館記念ホールで行われました。
 色々なことを覚えなければならないこの時期、新人さんたちの悩みは尽きません。この研修は日頃の悩みを他部署の仲間達と共有し、自分なりの対処法を見つけ出す場であります。さらに、今年度は新しい試みとして「類人猿分類」を使用し、「ゴリラ」「チンパンジー」「ボノボ」「オランウータン」の4タイプに自分の性格をあてはめて、タイプ別に悩みや対処法の違いを比べてみたりしました。グループワークでは和気藹々とした雰囲気でお互いの悩みを共有し、新たな対処法を発見したりと、新人さんたちは有意義な時間を過ごせたのではないでしょうか。
 


suzuki

  • カテゴリー:研修のようす
  • 投稿日:2016.07.01 00:00

PageTop