国立大学法人東北大学 東北大学病院看護部

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かんごぶろぐ

研修【301】「看護基礎教育の今」を知るⅠ

 4月30日(木)フォレスト仙台にて、TNADSクリニカル-レベルⅢ以上取得者を対象に研修が行われました。
院外からも参加され、関心の高い内容だということが窺えます。

 講師は、東北大学医学部保健学科教授の佐藤 喜根子先生です。臨床実習指導者として学生に指導する際には、学生の背景を把握することは大切ですよね。

今回の研修を通して、看護基礎教育の実際を知り、教育指導における自己課題ができたと思います。

 

  • カテゴリー:研修のようす
  • 投稿日:2015.04.30 00:00

認定・専門看護師リレー⑲新生児集中ケア 加藤 早奈恵 さんです

みなさんこんにちは。新生児集中ケア認定看護師の加藤早奈恵です。

 日差しが徐々に柔らかくなり、仙台にも春の足音が聞こえてくる季節となりました。新年度が間近に迫り、私自身、新しいスタッフとの出会いを楽しみに過ごしています。
 私は現在、西6階病棟の新生児集中治療室(NICU)・継続保育室(GCU)に勤務しています。NICU・GCUには正期産と言われる妊娠37週より早くお生まれになった赤ちゃんや、疾患を持っている赤ちゃん、出産後の胎外生活に適応するためのお手伝いが必要な赤ちゃんが入院しています。私たちスタッフは、赤ちゃん自身が持っている生きる力をご両親と一緒にサポートしています。西6階では医師、看護師、産科の助産師、理学療法士、臨床工学技士、心理士、医療ソーシャルワーカー等の他職種が連携し、多角的な視点でサポート体制を日々模索しています。
  ここでみなさんに質問です。『赤ちゃんは元気に生まれてきて当たり前!!』と思っていませんか?赤ちゃんは10か月間母親の胎内で育まれ、一つ一つの細胞が脳や心臓、肺、消化器等の体の組織となり、生まれるまでにその役割を果たせるようになります。また、母親の胎内で効率よく血液の循環を回すため、胎児と新生児では大きく異なる血液の流れとなっています。したがって、これらの過程のどこかひとつがうまくいかないと、赤ちゃんは自分の力で生きることが難しくなることもあります。赤ちゃんが生まれてから胎外生活に適応するために、いまどのような状況で、何のサポートが必要かをスムーズに判断し、適切な治療を行うため、新生児蘇生法(NCPR)が考えだされました。私は、当院にいる赤ちゃんを少しでも早く助けることが出来るように、産科の同期スタッフと協力し、NCPRのコースを開講しています。前の記事で成人の蘇生は『循環→気道確保→呼吸』であると述べられていましたが、新生児では呼吸が確立することでほとんどの赤ちゃんの蘇生が可能であるとされており、『気道確保→呼吸→循環』の順番で蘇生を行います。
赤ちゃんは劇的な体の変化に対応することができて初めて、産声を上げることが出来ます。『生まれること』は奇跡であり、色々な人に育まれてこそここまで生きてきたことを忘れずに、私自身これからも過ごしていきたいと思います。



次回は、感染管理の高橋正美さんです。どんなお話が聞けるのか楽しみです。

  • カテゴリー:その他
  • 投稿日:2015.04.20 14:11

研修【052】WAKABAナースはじめの一歩~学ぶ姿勢と仲間づくり

4月10日(金)新人さんにとって初めての研修が行われました!

社会人になってから昨日までの行動と、その時感じたことや考えたことを振り返り、皆で気持ちを共有できたようでした。それぞれ環境は異なりますが、これから目標に向かって看護のキャリアを築いていけるといいですね。
 

 

  • カテゴリー:研修のようす
  • 投稿日:2015.04.13 00:00

認定・専門看護師リレー⑱ 緩和ケア看護 中條 庸子 さんです

みなさん、こんにちは。緩和ケア認定看護師の中條庸子です。
 
いよいよ、新年度が始まりました。
新しく入職された方、部署の異動など、皆さんそれぞれの新たなスタートを切られていることと思います。
 
私は認定看護師になって5年目になります。
現在は、西17階の緩和ケア病棟に勤務しております。東北大学病院の一番高い場所にあり、晴れた日のとても美しい泉ヶ岳や七つ森に、患者さんやご家族だけでなく、私たちスタッフも癒されています。
緩和ケア病棟では、がんに対する治療が難しくなった患者さんとご家族に、医師や看護師だけでなく、リハビリ科や歯科医師・衛生士、ボランティアさんなど様々な職種が連携をして、様々な苦痛の緩和し、穏やかに安心して日常生活を過ごせるようにお手伝いをさせていただいています。
 
下の写真は、3月25日に地域医療連携センターがんサロン「ゆい」主催のミニ講話で「緩和ケアってなに?」というテーマでお話をさせていただいた時のものです。「緩和ケア」はがんと診断された時から、お一人お一人の患者さんの希望やQOLを大切にする考え方で、治療と平行して行われるものです。ミニ講話は今年で3回目となるのですが、毎回実際にがんの患者さんを介護しているご家族などの参加があり、医療者だけでなく一般の方の緩和ケアへの関心の高さを実感します。
 
 今年度も院内のがん看護に関する研修のお手伝いをする予定です。がん患者さんとご家族が、いつでも、どこでも、緩和ケアを受けることができるよう、研修や病棟の実践の中で、看護スタッフの皆さんと一緒に考えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 
次は新生児集中ケアの加藤早奈恵さんです。どのようなお話がきけるが楽しみです。

  
写真左:ミニ講話「緩和ケアってなに?」の様子
写真右:緩和ケア病棟から見える泉ヶ岳や七つ森




 

  • カテゴリー:その他
  • 投稿日:2015.04.06 16:20

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