国立大学法人東北大学 東北大学病院看護部

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かんごぶろぐ

認定・専門看護師リレー㊵小児看護専門看護師 井上 由紀子さんです

みなさんこんにちは。小児看護専門看護師の井上由紀子です。かんごぶろぐ2回目の登場になります。
前回は,昨年の小児看護学会での活動「みんなで創る臨床カンファレンス-身近な事例から倫理的実践へ」のグループ討議ファシリテーターとして参加したことについて紹介せていただきました。今回も同じ「倫理」がテーマになってしまいますが,仙台市内の病院で「看護における倫理とは」という講義を担当した際のことを紹介させていただきます。
 
みなさんは臨床場面で「あれ?おかしいな」と感じることはありませんか?
色々な場面で「これっていいのかな?」とモヤモヤ感を抱えることは少なくないと思います。講義では,このモヤモヤを少しでも解消できるように,まずは「倫理」とは何か?というところからはじめ,私がこれまでに経験した倫理的課題をもった事例を紹介しました。
受講者からは事例を聞いたことでより「倫理」を身近に感じてもらえたという感想をいただき,私自身,事例報告の大切さも感じました。
 
講義終了時には,講義担当の方や受講生の方から日々のモヤモヤしていることの質問を受け,施設は違っても看護師が悩んだり,困っている内容は同じなんだと改めて思いました。
倫理的課題の解決は,「あれ?おかしいな」と感じることからはじまります。
そのような感覚を持ったら,一人で悩まずに上司,先輩,同僚がとても力になると思うのでカンファレンスをしてみましょう。看護スタッフが一丸となって患者様のケアに取り組みたいものですね。そのメンバーの中に,専門看護師を加えていただけると嬉しいです。
 
次回は認知症看護認定看護師の田中陽子さんです。



 

  • カテゴリー:その他
  • 投稿日:2016.02.18 00:00

認定・専門看護師リレー㊴緩和ケア認定看護師 大沼 美智子さんです

みなさん、こんにちは。緩和ケア認定看護師の大沼美智子です。
現在は東7階病棟(婦人科、乳腺外科)に勤務しています。また、院内のがん看護に関する研修のお手伝いをさせていただいています。
東7階病棟には、がんの治療(化学療法、放射線療法、手術療法)を受ける方々が多く、不妊治療のために入院される方もいらっしゃいます。また、がんの終末期の患者さんも多く、最後まで治療を続け、意思疎通ができなくなり、退院や転院ができずに、ひと月に1~3名の方が病棟で亡くなっています。その中で、患者さんとご家族のQOLが維持・改善できるよう、病棟スタッフと一緒にケアを実践しています。
 
写真は、1月21日に行われた、AOBAナース・プログラム上級1(がん看護コース):「現場で学ぶがん看護」の様子です。
今年度は8名の方がこの研修に参加されました。目標は「がん看護の実際を体験し、理解を深める」とされており、研修内容は、タイトルの通り、受講者が「現場に出向いて体験して学ぶ」となっています。体験する「現場」は、緩和ケア病棟、化学療法センター、放射線治療部門、緩和ケアチーム、がん看護外来の5部署のうち、2部署を体験します。
参加された受講者の方は、自部署と違った現場を実際に体験することで、普段の看護の振り返りとなり、机上では得られない学びとなったではないでしょうか。
参加されたみなさん、大変お疲れ様でした。来年度は引き続き上級2にステップアップしてください。
 
これからも、がん看護コース上級1・2に進む方、今後がん看護について学ぼうとされている方みなさんを、私たち、がん看護専門スタッフ(がん看護専門看護師、乳がん看護、がん性疼痛、放射線療法看護、化学療法看護、緩和ケアの認定看護師)がサポートしていきます。
それから、がん看護コースAOBAナースが誕生しますので、その方達と協力し、院内全体のがん看護のスキルアップにつなげていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。
 
次回は、小児看護専門看護師の井上由紀子さんです。

 

  • カテゴリー:その他
  • 投稿日:2016.02.01 00:00

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