国立大学法人東北大学 東北大学病院看護部

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かんごぶろぐ

認定・専門看護師リレー 59 糖尿病認定看護師 矢野 晶子さんです

 みなさま、こんにちは。糖尿病認定看護師2年目になりました矢野晶子です。現在私は糖尿病代謝科と腎・高血圧・内分泌科の混合病棟に勤務しております。患者さんの療養支援、糖尿病教室、フットケアを病棟のスタッフと一緒に行っています。
 今回は糖尿病サマーキャンプ(以下サマーキャンプ)についてお話したいと思います。サマーキャンプは、1型糖尿病と診断された子どもたちの教育と生活指導のために、1963年より始められ、現在では全国50か所で開催されています。毎年約1200人の子どもたちが参加し、約4500人の医師や看護師、栄養士などの医療スタッフ、学生ボランティア、キャンプOB・OGによって運営されています。サマーキャンプには、『安全であること、教育的であること、楽しいこと、チャレンジできること、地域や社会との交流の場であること』という目的があり、宮城県でも毎年開催されています。今年は8月19日より2泊3日で国立花山少年自然の家で行われ、私も医療スタッフとして病棟の2年目看護師3名とともに参加してきました。サマーキャンプではウォークラリーや野外炊飯でのカレー作り、勉強会やものづくり体験、夜にはキャンプファイヤーを行いました。
 サマーキャンプはいつも感動と学びを私に与えてくれます。1型糖尿病の多くは小児期から思春期に発症します。私は普段成人の方のケアを行っていますが、サマーキャンプは小児期発症の1型糖尿病患者さんが、どのように療養生活を積み重ねてきたのかを垣間見られる機会になっています。子どもたちは、大人たちからばかりではなく、OB・OGや子どもたち同士で学び合っています。例えばインスリン注射を親御さんに今まで打ってもらっていた子どもたちが、キャンプ中に励まされたり見守られたりしながら自己注射できるようになることもあり、その成長に驚かされます。私が初めてサマーキャンプに参加したころは、看護師は私を含めて2名のみでした。他職種の医療スタッフやOB・OG、そして子どもたちの笑顔に助けられながら何とか3日間を過ごしたことを覚えています。今では医療スタッフも増え、小児科の看護師さんから子どもたちの関わり方を学んだり、栄養士さんから実践的な栄養指導を教わったりしています。子どもたちのパワーに圧倒される3日間、体力的には厳しいときもありますが、子どもたちとお別れが来るころには、また来年も参加したいと思ってしまいます。これからも子どもたちの成長を見守っていけると嬉しいなと思います。
 次回は同じ糖尿病看護認定看護師の太田明子さんです。お楽しみに!!


 

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  • 投稿日:2016.11.21 00:00

看護部案内パンフレット メイキング

看護管理室で教育担当看護師をしている高田です
早いもので11月も半ばを過ぎてしまいました。

看護管理室では,来年度の採用試験が無事終わってホッとしたのも束の間,
再来年度の採用準備が始まりました!

今日は,来年度に看護学生さんに配布する看護部案内パンフレットの写真撮影です


プロのカメラマンが撮影すると美人がますます引き立ちます


次年度のパンフレットでPick UpされたのはGCUの1年目ナースとフレッシュパートナー

カメラマンからの様々な指示に応えて次々ポーズを決めます


たくさんのスタッフに囲まれて撮影に応じる様子はまるでアイドル♡


後半は撮影にも慣れ,女優の貫禄が生まれ始めていました


終始にぎやかに撮影は進行
当院の和やかな雰囲気が伝わる写真になっていると思います
ご協力いただいたGCU・NICUのみなさま,ありがとうございました

当院の病院説明会,病院見学会,オープンホスピタルに参加すれば
看護部案内パンフレットがゲットできます!
看護学生のみなさん!ぜひ参加してくださいね!
 

  • カテゴリー:その他
  • 投稿日:2016.11.17 00:00

認定・専門看護師リレー 58 皮膚・排泄ケア(WOC)認定看護師 根本 良平さんです

 皆様こんにちは。根本良平です。皮膚・排泄ケア(WOC)認定看護師として2年目になりました。私は現在、泌尿器科・胃腸外科・救急科の混合病棟である東13階病棟に勤務しており、創傷(Wound)・ストーマ(Ostomy)・失禁(Continence)すべての分野のケアに関わっています。
 近年、前立腺がんは東北大学病院における男性の癌登録集計数の15.8%で第1位となっており、全国でも2020年には男性がんの罹患者数が第1位になると予測されています。最近では先進医療として、ロボット支援による前立腺全摘術が行われており、当院でも年に100件近い手術が行われています。手術は尿道括約筋の働きに影響を与えて術後合併症として高い確率で尿失禁が起こるため、看護師は失禁が生じた患者さんの心を支え、骨盤底筋体操の指導、術後生活の質を改善するための適切な用具を使うアドバイスを患者さんとご家族へ提供しています。
 東13階病棟では、去年より骨盤底筋体操パンフレットの見直しを行いました。そして、手術予定となる外来通院患者さんが骨盤底筋体操を早期に実践できるように、泌尿器科外来からパンフレットをお渡ししています。理由は、手術前より骨盤底筋体操を正しく実践していれば、術後合併症である尿失禁の頻度が減少するという研究データもあり、早期に社会復帰を目指すためです。今後も外来との連携を活かし、チーム一丸となってケアに関わっていきます。
 最近の出来事としては、第20回宮城排尿障害研究会が平成28年10月15日(土)に仙台市内で開催され、私も参加してきました。テーマは「尿失禁治療と排尿自立に向けた取り組みについて」で、落語家による「お笑い落語体操で排尿障害予防」と題しての特別講演もあり、笑いが絶えない勉強会となりました。
 

 
さて次回は、糖尿病看護認定看護師の矢野晶子さんです。お楽しみに!!
 

  • カテゴリー:その他
  • 投稿日:2016.11.08 00:00

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