国立大学法人東北大学 東北大学病院看護部

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認定・専門看護師リレー 55 新生児集中ケア認定看護師 蠣崎早奈恵 さんです

  みなさんこんにちは。今回ブログを担当させていただく、新生児集中ケア認定看護師の蠣崎早奈恵です。
現在私は、NICU(新生児集中治療室)・GCU(継続保育室)に勤務しています。NICUには、正期産とよばれる妊娠37週よりも早く生まれてきた早産の赤ちゃん、低体重の赤ちゃん、何らかの治療が必要な赤ちゃんが入院しています。
 NICUでは、赤ちゃんの大切ないのちを支え、育むケアを提供しています。私は、赤ちゃんを育むためには私たち医療従事者だけでなく、赤ちゃんの御両親の力と支えが重要と思っています。
 御両親が赤ちゃんを家族のメンバーとして迎え入れることができるようにサポートするためには、妊娠中から御両親をサポートしてきた産科スタッフとの協働が必須となります。
 そこで、現在、産科・NICUスタッフと臨床心理士による情報交換の場の設置と、出生前訪問というシステムを取り入れる準備をしています。
 赤ちゃんと家族の出会いを支え、安心してお家に帰れるようにするには、多職種での協働が重要です。これからも手を取り合いながら、活動していきたいと思います。
 次回は緩和ケア認定看護師の中條庸子さんです。どんなお話しが聞けるのか楽しみです!


 

  • カテゴリー:その他
  • 投稿日:2016.09.26 00:00

認定・専門看護師リレー 54 がん性疼痛看護認定看護師 齋藤 明美さんです

  みなさん、こんにちは。がん性疼痛看護認定看護師の齋藤 明美です。
 現在は、東7階婦人科・乳腺内分泌外科の病棟に勤務しています。ここは、がんの診断から手術・化学療法・放射線の治療や終末期の患者さんが入院しています。さらに不妊治療も行っています。
 みなさんは、がん性疼痛看護と聞くと、どんなことをイメージしますか。最初にイメージするのは、薬剤を使用し身体的な痛みの軽減、緩和と考えると思います。その通りです。それは、身体的な痛みがあると、気持ちの落ち込みやADLの低下など日常生活に影響を及ぼすため早急に対応することが重要だからです。そして、身体的な痛み以外にも、これからどうなっていくのかという不安や家族の事、仕事が続けられるかという事やなぜ自分ばかりこのような病気になったのかというさまざまな痛みの緩和にも関わっていくことが必要です。どこの部署でもこのような関わりが必要であり、みなさんも実践されていると思います。当部署では、このようなさまざまな痛みに対応するために患者カンファレンスを週1回行っています。このカンファレンスの中で治療方針や現在の症状コントロールで良いのか、退院に向けて自宅での生活は大丈夫かなど、退院後どのような支援が必要か、どんな資源が利用できるのかを調整しています。メンバーは、医師・看護師・地域医療連携センターの看護師・MSW・緩和ケアチームの医師・看護師です。下記の写真が病棟での患者カンファレンスの様子です。このように他職種の方への相談や緩和ケアチームへ繋ぐなどのお手伝いをさせて頂いています。
 がんに関する事以外でも、どこに相談したらよいかわからないなどの事があるときにはいつでも相談ください。一緒に考えていきたいと思います。
 またAOBAナースプログラム「がん看護」や他施設の講師、院内の勉強会なども行っています。
次回は、新生児集中ケア認定看護師の加藤 早奈恵さんです。どんなお話が聞けるのか楽しみです。


 

  • カテゴリー:その他
  • 投稿日:2016.09.12 00:00

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