2013.04.26
気温20℃を超えるポカポカ陽気の4/25(木)13:30~17:00、宮城県看護協会を会場に研修「看護基礎教育の今を知るⅠ~概要」を行いまいした。講師は東北大学医学部保健学科 佐藤喜根子教授です。院内からは30名、院外からは7施設15名の参加がありました。参加者の背景は、実習指導を行うスタッフナースから、部署の教育責任者である看護師長まで様々でした。
看護学教育の歴史的経過、看護基礎教育の概要と動向、昨今の看護学生の特徴等について、看護学生を育て社会に送り出す教育者の立場から佐藤先生に教授いただき、その後は5名ずつに分かれてグループワークを行いました。グループワークのテーマは、『臨床現場の指導体制および指導者の関わりについて考える』です。看護学生や新卒看護師の学びや看護への興味関心を引き出す関わりとして、面白いところでは「実習終了時に学生と若いスタッフとの交流をもたせる」「学生に看護師のナラティブを聞いてもらう機会を設ける」などが挙げられていました。
この研修は、「看護基礎教育の今を知るⅡ~授業聴講・演習見学」へと続いていきます。授業聴講・演習見学での学びも加えて、研修目標である“看護基礎教育の実際を知ることで、教育指導における自己の課題を見出すことができ”、さらに素敵な指導者になってもらいたいと思います。
(Okamu)
2013.04.23
キャリアプロモートの集いでは、4月から『ワーキングマザーサポート』を開催しています。対象は看護部職員のプレママ、子育て中のママ、子どもが大きくなった先輩ママ、そしてこれからママになろうとしているママ予備軍の方など、仕事と子育ての情報を共有したい方ならどなたでも参加OKです。
第1回目は、4月23日(火)16時30分から第5会議室において開催されました。
参加者は、現役ママ3名と部署の先輩1名、師長1名、プレママ1名の6名でした。特に保育所探しや夜勤時の保育の具体的なお話を聞くことが,大変参考になりました。
参加した方全員が、『内容に満足』、『また参加したい』とのアンケート結果でした。今後も内容や時間などを工夫しながら開催し、少しでも仕事と子育ての支援の場となるようにしたいと思います。たくさんの方々の参加をお待ちしております!
2013.04.19
4/17(水)17:30~19:00、研修「シミャ戟[ション教育の基礎」が行われました。講師は、卒後研修センターの門馬靖武助教です。
この研修は臨床現場でのシミャ戟[ション教育の充実を目指し、昨年度から始めています。
参加者は11名です。
研修内容は、シミャ戟[ション教育の概要について講義があった後、“もしも自部署でシミャ戟[ション教育するとしたら”を、実際にプランニングします。部署の現状分析と課題を抽出するところでは、部署の現状として「新人看護師が初夜勤で狭心症の発作にあたって対応に手間取った」「血小板輸血後アナフィラキシー症状を起こした事例が度々あった」「せん妄の患者さんが動脈ラインを自己抜去してしまった」などがあげられていました。それを踏まえて、じゃあ誰にトレーニングさせる?目標はどうする?課題はどうする?指導者はどう関わる?と計画を展開させていきます。みな自分たちが経験したリアルな事例を前に楽しそうに演習していました。
シミャ戟[ション教育は知識と技術・態度を統合するのに効果的といわれています。今回立てたシミャ戟[ション教育の計画を研修の中だけでなく、是非今年度の部署の教育に反映させてもらいたいと思います。
(Okamu)
2013.02.07
2/5(火)17:30~19:00、「シミャ戟[ション教育の基礎」を学ぶ研修を行いました。この研修は、技能を安全かつ効果的に学ぶことができると言われているシミャ戟[ション教育が充実していくことを目指し、今年度同じ内容で3回企画し、今回が最終回(1回目4/18、2回目5/16)です。3回併せて75名の新卒看護師~ベテラン看護師の参加がありました。
講師は、卒後研修センターの門馬靖武先生です。シミャ戟[ション教育の基本的な考え方についての講義があった後、“シミャ戟[ター教育の成功の鍵は「プログラム」そして「人」”ということで、受講者が持ち寄った臨床現場の課題をもとに、実際にプログラムを作成しました。そして、学習者に合わせて目標を立てることの大切さを、ルンバ(R:real現実的、U:understandable理解可能、M:measurable測定可能、B:behavioral行動的、A:achiavable達成可能)になぞらえ学びました。
受講者からは「次年度の教育を計画する時期に学べてよかった」という声が聞かれました。また1・2回目の受講者からは、研修後自部署で実際にシミャ戟[ション教育を計画し実施したという報告も受け、少しずつシミャ戟[ション教育が臨床現場に広まっているのを実感しています。
(Okamu)
2013.01.22
AOBAナース・プログラム上級2コースでは、教育力を身につけるために、2つの側面から教育活動を進めています。1つはOJT、1つはOff‐JTです。Off‐JT では看護学生さんを対象としたセミナーを実施し、その様子は、これまでの「かんごぶろぐ」に掲載しています。(10/5、10/18、11/8、11/12、11/26)
1/17(木)に、セミナーを実施した11名の研修受講者による教育活動の実施報告会を行いました。セミナーの計画→プレ実施→計画修正→本実施→評価までを報告し、“教える経験からどんな学びを得たか”について、皆で考えました。
それぞれの報告の後は、受講者同士による活発なディスカッションが行われ、「学習者のレディネスを把握することは難しい、でも把握しようとする姿勢が大事」「大切なのは何を教えたかではなく相手が何を学んだかなのだということを改めて実感した」「事前準備の大変さと重要性がよくわかった」などの学びが語られました。それまでに受けてきた研修の学びが活かされていると嬉しくなる報告会でした。
上級2コースの研修は残り1つ、3月のナラティブワークです。そこではもう1つの教育活動であるOJTでの関わりを振り返る予定です。そちらもとても楽しみです。
(okamu)