がん看護専門看護師は、がんの患者のからだの辛さや気持ちの辛さを理解し、患者やその家族に対して、QOL(生活の質)の視点に立った水準の高い看護を提供し、病気のどの時期にあってもその人らしく生き続けられるよう支援します。
その中で、がん看護専門看護師は6つの役割(実践、相談、調整、倫理調整、教育、研究)通じて患者と家族の抱える苦悩を理解・緩和し、様々な局面での意思決定を支える役割を担います。さらに、チーム医療の一員として、患者・家族のより良いQOLを目指して調整役割を実践します。
患者・家族に対し直接ケアを通じて症状マネージメントを行い、苦痛を最小限にコントロールしながら安心して治療が継続できるよう支援します。
患者・家族に対するケアや対応について、医療スタッフからの相談を受け一緒に考えます。
必要なケアが円滑に行われるよう医療チーム間の調整を行い、協同を進めます。
治療選択にかかわる患者・家族、医療スタッフの葛藤や倫理的問題について相談にのり情報整理をおこなっています。
がん患者のケアについて実践を通じスタッフ教育を行っています。
がん看護に関する専門知識及び技術の向上・開発のために研究・研究支援を行っています。
依頼を受けて、一般病棟へ出張講義や技術演習を病棟スタッフと一緒に行います。