肺癌の手術を主に、気胸・縦隔腫瘍等の手術を年間230例ほど行っています。また、当院は全国で10施設認定されている肺移植手術実施施設の一つです。脳死肺移植手術は実施施設のなかで最も多く行っています。手術前には呼吸苦により歩くことが困難だった患者さんが、肺移植という大きい手術を受け、更に長期の治療を乗り越え歩いて退院される姿には感銘を受けます。肺移植手術を受ける患者さんのケアをできることが当病棟の大きな特色です。
がん患者さんに化学療法や放射線療法を行っています。副作用に対する看護では入院中だけでなく、退院後に起こる症状に対しての指導も行い、症状の悪化を予防しています。
また、化学療法が患者さんにとっても、私たち看護師にとっても安全に行われるように曝露対策を心がけています。
疼痛や苦痛のある患者さんに対して、医療やサポーティブケアチームと連携して看護を行い苦痛緩和に努めています。退院後も継続治療や療養が必要な患者さんに安心して自宅で暮らせるように地域連携室と連携して退院支援を行なっています。