酸素吸入をしながらのリハビリの様子
ゆったりとしたスペースのある病室
呼吸器内科は、呼吸器系のがん、間質性肺疾患、閉塞性肺疾患など多岐にわたる患者さんが入院されています。気管支鏡検査による診断から化学療法・放射線療法などの治療、緩和ケアなどのがん看護全般をおこなっており、標準的治療はもとより最新の呼吸器治療を学ぶことができます。長い経過で入退院を繰り返す慢性疾患やがん終末期の患者さんの場合、地域医療連携室の看護師、医療ソーシャルワーカーと協働し、患者さんやご家族の要望に沿った転院や在宅医療への支援をおこなっています。在宅酸素の導入や睡眠時無呼吸症候群の診断のためのポリグラフ検査、持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)の管理など専門的な呼吸管理についても学ぶことができます。
心療内科では摂食障害、うつ病、適応障害などの患者さんが入院しています。医師、看護師、薬剤師、心理療法士、栄養士と共に、心と身体のケアを行っています。栄養状態の改善を目指すとともに、日々の傾聴により患者さんが自ら自分を見つめ直す機会を提供し、心のケアと行動の変化につなげています。常に患者さんの声に耳を傾け、患者さんが安心して治療を受けられるよう支援しています。10代から20代の患者が多く、家族の精神的サポートや学習支援も重要です。