歯科顎口腔外科・歯科麻酔疼痛管理科・障がい者歯科治療部の患者さんが入院します。口腔癌、顎変形症、顔面外傷、顎骨壊死、埋伏歯、多発性齲蝕、歯科治療恐怖症など、治療対象の疾患は様々です。特に口腔外科の治療では、顔貌を含めた形態や摂食・嚥下・発音などの機能に影響を与えることが多いため、他職種連携により在宅療養や社会復帰を見据えた支援を行っています。仙台の町並みを見渡すことのできる明るい歯科処置室には、ユニットが4台あります。
唇顎口蓋裂などの先天異常やマイクロサージャリーを要する再建手術、外傷や外傷後の変形、熱傷、褥瘡、難治性潰瘍、血管腫や眼瞼下垂など、専門チームに分かれて幅広い治療を行っています。陰圧閉鎖療法をはじめ、様々な器具や被覆材・軟膏類を用いながら、創傷治癒を目指して日々治療に合わせたケアを行っています。処置前に行うシャワー浴介助や痛みに対するケアも行います。再建手術は、患者さんの機能回復を目指すだけでなく、ボディーイメージに対する支援という精神的な関わりも大事な看護になっています。